「時刻表の見方ガイド」第2回

「集荷」「配達」の時刻・時間と鉄道コンテナ輸送全体のリードタイム


2025.12.26 16:00
  • 合通ロジ「時刻表の見方ガイド」

鉄道コンテナ輸送は、大きく「集荷」・「鉄道輸送(レール)」・「配達」の3つのパートで構成されており、全体のリードタイムを考える際には、それぞれを検討する必要があります。

「時刻表の見方ガイド」第1回は、時刻表に関する主要な用語の解説と鉄道輸送(レール)のリードタイムについて解説しました。

第2回は、鉄道コンテナ輸送全体のリードタイムが設定できるよう、
・「集荷」パートは、
用語解説に加え、大阪エリア貨物駅を発駅とする合通ロジの具体例
・「配達」パートは、用語解説に加え、配達開始設定…などを解説していきたいと思います。

 


 

 

 

1,「集荷」パートと「発駅」

 

「集荷」パートでは、「持込み締切時刻」「集荷日」について解説します。

 

 

▼ 持込み締切時刻(スキーム図 Ⓒ)

 

 時刻表には掲載されていませんが、「集荷」パートで重要な時刻に「持込み締切時刻」があります。
「持込み締切時刻」は、荷送人(荷主)や運送事業者がその列車で輸送するために貨物を駅に持込む最終時刻のことを指します。
*危険品や特別貨物は、持込みに先立って所定の入力・書類提出が必要です

 

 

▼ 鉄道コンテナ専用車両にて集荷した「鉄道コンテナ」の場合

 

 

 

貨物特性・駅・列車によって変動しますが、原則、荷役線出線時刻の2時間前までに、荷役線に「コンテナ」を持込み、JR貨物様に引き渡すのが基本です。
*集荷先での積込時間・発駅までの輸送時間も考慮ください。

 

 

▼ 積替ステーションをご利用の場合(発駅にトラックで貨物を持込む場合) 

 

 

 

上記2時間前に加え、積替え作業に要する時間(+α)が必要です。
*作業内容により変動しますので、詳細はお問い合わせください。

 

 

 

▼ 集荷日の設定(持込み締切時刻から逆算する)

 

 「持込み締切時刻」によっては、発送日の前日までに「集荷」が必要な場合もあります。
合通ロジ 通運カンパニーでは、大阪エリア各駅(大阪貨物ターミナル駅・百済貨物ターミナル駅・吹田貨物ターミナル駅・安治川口駅)からの発送について、荷役線出線時刻が午前中の場合には、前日までの集荷を目安としています。

*ただし、集荷先住所・貨物特性・物量などの諸条件により変動しますので、詳細はお問い合わせください。

 


 

 

2,「着駅」と「配達」パート

 

次に、「配達」パートについて、解説していきたいと思います。

 

 

▼ 引渡し開始時刻から鉄道コンテナ専用車両への積替え

 

 

*写真はイメージです

 

 

引渡し開始時刻は、『着駅に到着した列車のコンテナを、通運事業者などが駅構内で受取ることが可能な時刻』を指します。
目安として、引渡し開始時刻からおおよそ30分後に、通運事業者のコンテナ専用車両に積替えが可能とお考えください。

*ただし、以下の場合は条件が変わりますので、着駅での対応について、詳細はお問い合わせください。

・引渡し開始時刻が夜間~早朝の場合
・土日・祝日などの休日の場合
・駅や列車ごとの運用条件 …など

 

   

▼ 到着日と配達開始の目安

 

引渡し開始時刻と鉄道コンテナ専用車両への積替えを考慮して、配達開始の目安を確認します。
目安として、到着日の午後遅くに到着する列車については、翌日以降の配達に設定いただくことを推奨します。
*ただし、配達先住所・貨物特性・物量・ご要望などの諸条件により変動いたしますので、詳細はお問い合わせください

 

 


 

 

3,第1回の時刻表をもとに、全体のリードタイムを確認していきましょう

 

第1回では、荷役線を出線する日を(N)として、鉄道輸送(レール)のリードタイムを確認しました。
「集荷」「配達」パート分を加えた、鉄道コンテナ輸送全体のリードタイムの設定について、発駅ごとに確認していきましょう。

 

 

[合通ロジ編集:時刻表サンプル➂:2025年3月16日改定] *(タ)=貨物ターミナル

 


 

▼ 百済貨物ターミナル駅 発


[集荷日]荷役線出線時刻「12:10」のため、前日集荷として設定(Nー1)
[レール]翌日「1:26」着・引渡し開始時刻「8:10」(N+1)
[配 達]引渡し開始時刻「8:10」のため、到着日当日の午前以降の配達として設定(N+1・午前以降)

[全体リードタイムの設定事例]

前日集荷(Nー1:月曜日)→ 発駅(N:火曜日午後)→ 着駅(N+1:水曜日午前)→ 配達(N+1:水曜日午前以降)

 

 

 

▼ 大阪貨物ターミナル駅 発


[集荷日]荷役線出線時刻「21:15」のため、当日集荷として設定(N)
[レール]翌日「6:59」着・引渡し開始時刻「7:30(N+1)
[配 達]引渡し開始時刻「7:30」のため、到着日当日の午前以降の配達として設定(N+1・午前以降)

[全体リードタイムの設定事例]
当日集荷(N:月曜日)→ 発駅(N:月曜日夜間)→ 着駅(N+1:火曜日午前)→ 配達(N+1:火曜日午前以降)

 

 

 

▼ 吹田貨物ターミナル駅 発


[集荷日]荷役線出線時刻「23:10」のため、当日集荷として設定(N)
[レール]翌日「15:23」着・引渡し開始時刻「15:45」(N+1)
[配 達]引渡し開始時刻「15:45」のため、到着日翌日以降の配達として設定(N+2)

[全体リードタイムの設定事例
当日集荷(N:月曜日)→ 発駅(N:月曜日深夜)→ 着駅(N+1:火曜日午後)→ 配達(N+2:水曜日午前以降)

 

 

 

▼ 安治川口駅 発


[集荷日]荷役線出線時刻「17:00」のため、当日集荷として設定(N)
[レール]3日目「4:40」着・引渡し開始時刻「5:10」(N+2)
[配 達]引渡し開始時刻「5:10」のため、到着日当日以降の配達として設定(N+2)

[全体リードタイム設定事例]
当日集荷(N:月曜日)→ 発駅(N:月曜日夕方)→ 着駅(N+2:水曜日早朝)→ 配達(N+2:水曜日午前以降)



*上記の集荷日設定・配達日設定は、目安としていますのでご了承ください。
  

 


 


集荷パート・鉄道輸送(レール)パート・配達パートおよび鉄道コンテナ輸送全体のリードタイムの概要について、ご理解いただけましたでしょうか。

集荷については、「持込み締切時刻」による集荷日の設定、着駅については、「引渡し開始時刻」による配達開始日や配達日設定を確認していただき、発駅選定や鉄道コンテナ輸送全体のリードタイムのシミュレーションをおこなっていただければと思います。

 

 



合通ロジは、1950年に鉄道貨物輸送からスタートしたロジスティクスカンパニーです。
創業以来、鉄道貨物輸送に携わり、鉄道コンテナ輸送を専門に取扱う通運カンパニーが知見と技術を継承しています。


✓ 大阪・関西エリア発の鉄道輸送を活用したロジスティクス構築
✓ 合通ロジが運営する吹田貨物ターミナル駅の積替ステーションを活用したTRUCK & RAIL
✓ 鉄道コンテナ輸送によるCO₂削減効果のシミュレーション …など

大阪・関西エリア発の鉄道コンテナ輸送を活用したロジスティクス構築について、どうぞお気軽にお問合わせください。

 

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