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2021年11月22日

【知 識】リコーと富良野自然塾 地域とつながる新しい働き方の実証実験を


リコーと富良野自然塾は北海道富良野市でワーケーションを実施するプログラムを共同で提案し、観光庁が公募した「新たな旅のスタイル促進事業」のモデル事業に採択された。2021年11月から2022年1月にかけて実施する3回のワーケーションのうち2回のトライアルを終了した。

このプログラムにはリコーの新卒入社2年次の社員(2020年4月入社)が参加し、宿泊地でのリモートワークに加え、富良野自然塾が企画した自然の中でのアクティビティや地域住民の皆さんとのワークショップを通じ、環境問題や地域の課題に関する理解を深めた。またコロナ禍で交流が難しかった同期入社メンバーとの関係構築にもつながった。富良野自然塾と富良野市にとっても、首都圏からの新鮮なメンバーと交わったことにより、既存の観光資源に捉われないこれからの町づくりにおける大きな刺激となった。

働き方の多様化により、企業やオフィスワーカーの間で、リモートワークの1形態であるワーケーションへの関心が高まっている。一方で地方自治体や観光業界では、新型コロナウイルス感染症リスクを軽減しつつ、より多くの旅行機会の創出や旅行需要の平準化が求められている。

リコーは2020年10月のリモートワーク制度変更により、ワーケーションの実施が可能になった。コロナ禍のため、今までにワーケーションを実践した社員は少ないが、コロナ後に向けて活用を促進するための制度や施策を検討している。富良野自然塾は2006年の設立以来、学校教育に多く活用されてきたが、ここ数年は企業研修の要望が増えてきたため、富良野市や他のNPOなどと官民連携を図り、合宿型を基本とするワーケーション受け入れ態勢の体系化を模索していた。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識