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2021年10月27日

【アジア】シチズンマシナリー タイ製造拠点の生産能力を増強


シチズンマシナリーは重要製造拠点の一つであるタイのシチズンマシナリーアジアを増床することを決定した。これにより生産能力を従来比5割増の月産350台体制に増強するほか、販売サービス機能を拡充するため、ショールーム棟を新設することで製造・販売ともに体制を強化する。

工作機械業界は米中貿易摩擦の激化や、新型コロナウイルス感染拡大による世界的な経済活動の停滞などを受け低迷が続いていたが、2020年の夏頃から海外市場を中心に受注が回復している。シチズンマシナリーも足元では過去最高レベルの受注を獲得しており、各工場とも高水準の生産が続いている。好受注への対応とともに今後の更なる事業拡大に向け強固な事業基盤を確立するため、安定供給体制の構築を目指し、タイ工場の生産能力を拡大することを決定した。

また工場の増床に加え、販売サービス機能を拡充するため、ショールーム棟も建設する。13台の機械を展示し、テストカットも可能なほか、NCスクールを行うトレーニングルームなどを設置する。エンジニアも2名増員させ13名体制となり、アセアン・南アジア地域の拡販を目指す。これらの増床に伴って、タイ工場全体をより効率的なレイアウトに変更し、5割増の生産能力となる月産350台体制へと増強する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア