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2021年10月27日

【環 境】関西電力 舞鶴発電所における液化CO2出荷基地建設


関西電力は日本CCS調査(以下、JCCS)と、液化CO2出荷基地を同社舞鶴発電所構内に建設することに合意し、基地の建設支援業務に係る委託契約を締結した。CO2を回収し、有効利用・貯留する技術(CCUS技術)は、ゼロカーボン社会を実現する上で、非常に期待されている技術の一つである一方、CO2の排出地と貯留地・活用地は離れていることが多く、CO2を安全かつ低コストで輸送する技術の確立がCCUS技術の普及に向けた課題となっている。

この課題解決を目的として、JCCSを代表とするコンソーシアムは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から委託されたCO2輸送に関する実証試験事業(以下 NEDO事業)に取り組んでいる。NEDO事業は舞鶴発電所で排出されたCO2を出荷基地で液化し、北海道苫小牧市に新たに建設される受入基地まで船舶で輸送するものである。なおCCUSを目的とした液化CO2の船舶輸送の実証試験は、世界で初めてとなる見込みである。関西電力は新たに建設する出荷基地の詳細設計に関する助言や、用地、施設およびユーティリティの提供により、CCUS技術の普及に向けた課題である船舶によるCO2大量輸送技術の確立に貢献する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】