2021年08月27日
【知 識】北海道大学とＳＣＳＫ北海道 高度ＩＴ人材育成のための連携協定締結
北海道大学とＳＣＳＫ北海道はＩＴ教育を主軸としたオープンイノベーション環境の構築と北海道内のＤＸ（デジタル・トランスフォーメーション）を推進する高度ＩＴ人材育成を通じ，課題先進地域である北海道をフィールドとして世界の課題解決に貢献することを目指した連携協定を締結した。
ＳＣＳＫ北海道は北海道大学の提供するイノベーション創出プログラム「ＤＥＭＯＬＡ ＨＯＫＫＡＩＤＯ（※１）」への参画を契機として，全学教育科目であるプログラミング教室およびプロジェクト学習の実施と一次産業を題材とした共同研究を通じて，教育研究のみにとどまることなくイノベーションの創出に向けた幅広い年齢層の人材育成・協業を，北海道大学と協働で進めてきた。
世界中でデジタル環境が加速化する中，ＤＸを推進する高度ＩＴ人材の育成は急務とされている。特に人口減少，高齢化といった課題の先進地域である北海道で，高度ＩＴ人材の育成やアントレプレナーシップ人材（※２）の育成を進めることは，持続可能な社会の実現，新たな価値の創造による経済基盤の強化など，北海道の地域創成にとって非常に重要とされる。
こうした背景からＩＴ教育を主軸としたオープンイノベーション環境の構築，北海道内のＤＸを推進する高度ＩＴ人材育成を連携して進めることで，北海道に対する持続可能な開発目標への貢献を実践することを目指す。
今後、２０２１年９月にＳＣＳＫ北海道主催，北海道大学後援で「テクのこ（一般通称：ハッカソン＋プロジェクト演習）」を完全オンライン形式で開催する。この取り組みは将来のＤＸをリードするＩＴエンジニア育成と発掘，北海道の課題解決，北海道Ｓｏｃｉｅｔｙ５．０達成を目的としたカリキュラム策定へのチャレンジでもある。また，社会人リカレント教育（ＡＩ技術者・データサイエンテイスト）を計画しており，産学による新しい教育体系・実学への取り組みを実践していく。
※１ ＤＥＭＯＬＡ ＨＯＫＫＡＩＤＯ
学生と企業担当者が一緒になって企業のリアルな課題解決に取り組む企業課題解決型授業。ＤＥＭＯＬＡ ＧＬＯＢＡＬ社（フィンランド）が提供する，世界１６カ国，６０以上の大学が参加する国際的ネットワークを用いており，２０１８年から北海道大学が日本で初めてこのネットワークに参加している
２ アントレプレナーシップ人材
企業（起業）家精神を有する人材。新しい事業の創造意欲に燃え，高いリスクに果敢に挑む姿勢，新しい事業の創造意欲に燃え，高いリスクに果敢に挑む姿勢を有し，イノベーションを武器として，変化の中に機会を発見し，事業を成功させる行動力をもつ人材
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投稿者：gotsuat 09:35| 知識
