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2021年01月15日

【環 境】日本海水 赤穂第2バイオマス発電所が営業運転開始


エア・ウォーターグループの日本海水は、2021年1月2日より、同社赤穂工場に建設中の赤穂第2バイオマス発電所の営業運転を開始した。営業運転によりエア・ウォーターグループが運営する大規模な木質バイオマス発電所は計3箇所、最大発電出力は計15.85万kWとなる。

日本海水は製塩業界におけるリーディングカンパニーとして、家庭用から業務用まで年間40万トンを生産しており、製塩工程で大量の電力を使用するため、従来から発電設備を保有している。2015度には固定価格買い取り制度(FIT)の活用及びCO2削減や雇用創出など社会貢献を勘案して、赤穂工場内に木質バイオマス発電所(第1バイオマス発電所)と天然ガスボイラを建設し、本格的に電力事業に参入した。2017年7月には電力事業のさらなる拡大を目指し、赤穂第2バイオマス発電所の建設に着工した。未利用材の不足が予想される中、樹皮等の山林資源の一層の活用を図るとともに、PKSの割合が増えることを考慮し、様々な原料の燃焼に対応した。また第2バイオマス発電設備の燃料調達と保管場所確保のため、 第2木質チップ工場も併せて建設した。今回の営業運転開始により、間伐材等の山林放置木の一層の活用による関西・九州地区の自然環境保 護や再生可能エネルギーの利用によるCO2の削減効果(11万トン/年)など環境改善に資するとともに、地域の林業・木材産業振興、赤穂市における雇用創出など地域活性化に貢献する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】