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2021年01月14日

【環 境】商船三井 英Bombora社と日本での波力発電事業展開の検討開始


商船三井は、海洋エネルギー設備開発メーカーのBombora Wave Power(以下 Bombora社)と日本およびアジア地域における波力発電事業の可能性を探るための協定を締結した。

商船三井はBombora社が独自に開発した波力エネルギー変換装置mWaveの技術レビューを完了し、今後両社で日本およびアジア地域でのmWaveによる波力発電プロジェクトの検討を開始する。またmWaveを洋上風力発電設備に接続することで、洋上風力と波力、二つの海洋再生可能エネルギーを利用するプロジェクトの可能性を検討していく。

海洋再生可能エネルギーは洋上風力発電、波力発電、潮流発電、海流発電、海洋温度差発電の5種類に区分けされており、洋上風力発電を除き世界的にまだ商用化には至っていないものの、電源としてのポテンシャルが高いこと、循環型エネルギーであることから現在急速に成長している。特に海に囲まれ、かつ国土の面積が狭い日本においては、海洋再生可能エネルギーの長期的、安定的利用に向けた、発電設備の整備に係る海域の利用を促進することが求められている。

商船三井は、これまで海洋事業を通じて培った知見やノウハウ、およびサプライチェーンのネットワークと、Bombora社のmWave技術を連携し、日本・アジア地域における波力発電プロジェクトを推進し、脱炭素に向けた取組を加速する。さらに同分野における建設・操業・それに関わる船舶等の周辺事業への需要拡大に対応する体制を形成すると同時に、Bombora社とのパートナーシップにより、地域全体で新たな持続可能なビジネス成長の機会促進を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 脱炭素・カーボンオフセット【内容】