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2020年10月05日

【アジア】カネカ ベトナムで医療用カテーテルの生産能力増強

カネカはグループ会社のカネカメディカルベトナムでの医療用カテーテルの生産能力増強を決定した。

カネカは心臓・末梢血管疾患および脳血管疾患の治療デバイスである血管内治療用カテーテルや、消化管がん(※)の治療に用いる消化器用医療機器、不整脈検査用の電極カテ―テルなどの医療用カテーテルを、日本とベトナムで生産している。グローバルに拡大する旺盛な需要に応えるために、ベトナム工場の生産能力を大幅に引き上げる。既存工場の隣接地に新工場を建設し、生産能力を約3倍に拡大する。2022年1月の稼働を予定している。

先進国を中心に高齢化が進行し、三大疾病(心疾患、脳疾患、がん)の患者数が増加している。医療用カテーテルを用いた手術は、患者への負担が少ない治療法(低侵襲な治療法)であることから、グローバルに市場規模が拡大していくとされている。

この様な状況のなか、カネカのインターベンション事業において2019年発売した新型の脳動脈瘤塞栓コイルに続き、バルーン部分に心臓血管の再狭窄を抑制する薬を塗布したドラッグコーティッドバルーンカテーテルなどの新製品を今後も積極的に市場に投入する。また米国・アジアといった海外市場への展開を強化することにより、2025年のMedical Solutions Vehicleの売上高1,000億円を目指す。

※ 消化管がん
食道、胃、小腸、大腸などの消化管に発生するがん

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア