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2020年09月15日

【流 通】日本通運 自律協働型ピッキングロボットを既存倉庫内業務で使用開始


日本通運は同社品川支店物流センターで自律協働型ピッキングロボット(以下AMR)の稼働を開始した。同社はRapyuta Roboticsと物流自動化ロボットサービス(RaaS:Robotics as a Service)を提供するプラスオートメーションとで実証実験を進めてきた。

日本通運は既存の倉庫でもレイアウト変更やマテハンの更新を必要とせず導入可能な自律協働型ピッキングロボットの導入に向け、2018年10月からRapyuta Roboticsと共同で開発を進めてきた。2019年6月から、ダイキン工業の製品保守サービスのパーツセンター業務を行っている物流センターで実証実験を開始、2020年6月に10台のAMRを配置し、さらなる実証実験や機能開発を進めてきた結果、同年8月から本格的に稼働した。

日本通運はAMRを導入する際の課題の解決と、より現状に近いピッキング作業を実現するための仕組みの構築に向け、AMRの性能向上、ピッキング業務における必要な機能の追加など、物流に関するノウハウをRapyuta Roboticsと共有し、順次実験を繰り返しながら準備を進めてきたことで、導入目的であるピッキング作業の効率化・生産性向上、作業者の負荷軽減を図るなどの効果が得られることが確認された。

また、改良を重ねたことで簡易な操作性・見やすい画面表示となり、作業の可視化も実装されたことから、誰でも簡単に作業を行える環境が整備され、作業者への業務教育の時間短縮など、間接的な効果も図られる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通