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2020年09月15日

【物 流】トヨタシステムズ 富士通と共同で大規模物流の効率化を実証


トヨタシステムズと富士通は「デジタルアニーラ」を活用して、自動車製造に必要な部品の物流ネットワークを最適化する実証を共同で行った。

近年、物流業界ではドライバー不足や交通渋滞、CO2排出量増加といった課題を抱えている一方、生産拠点である工場への必要な部品の物流管理といった既存業務では効率化とコスト削減が求められている。今回の実証では自動車製造にかかわる大規模な物流ネットワークの最適化に、富士通の「デジタルアニーラ」を適用した結果、従来の最適化エンジンでは実現できなかった大量のルート計算を非常に高速で実施できることを確認した。

実証では数百を超える仕入れ先から部品を仕入れて数か所の中継倉庫を通り、数十の工場へ配送する300万以上のルートから、トラック数、総走行距離、荷物仕分けの作業量といった物流コストが最も小さくなるルートを算出した。

その結果、300万以上のルートから全体の物流コストを削減できる新たなルートを30分以内で計算することができた。新たなルートで輸配送した場合、試算では従来の手法と比較して約2%〜5%のコスト削減効果が見込まれている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 荷主企業