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2020年09月04日

【知 識】京セラ 中国社と太陽電池モジュール用封止材料のライセンス供与と共同開発


京セラと中国・ハンゾーファーストアプライドマテリアルは、京セラが保有している太陽電池モジュール用の封止材料に関する特許技術をハンゾーファーストアプライドマテリアルのみにライセンス供与することと新規封止材料の共同開発を行うことに関して基本合意書を締結した。

太陽電池モジュールの封止材料は太陽電池セルを保持し、表面のガラスと裏面のバックシートを接着して太陽電池セルを水分の浸入などの外部環境から保護する。通常、太陽電池モジュールは紫外線や湿度、熱などのストレス下において、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)からなる封止材料内に酸が発生し、その酸により太陽電池セルの電極が劣化することで太陽電池モジュール自体が劣化してしまう。この課題に対し、当該特許技術はEVA内の酸の発生を抑制し、太陽電池モジュールの劣化を低減させることが可能であるため、京セラの太陽電池モジュールは高い長期信頼性を実現してきた。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識