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2020年05月26日

【流 通】豊田通商とNEC クロマグロ幼魚のサイズ測定自動化サービスを開発


豊田通商とNECはクロマグロの幼魚(ヨコワ)を対象とした養殖魚サイズ測定自動化サービスを共同開発し、豊田通商グループの完全養殖クロマグロ育成事業会社であるツナドリーム五島とツナドリーム沖縄で運用を開始した。

養殖いけす内の養殖魚のサイズは、給餌量や水揚げ時期を決定する際に重要だが、サイズ測定時には、いけす内の撮影映像をコマ送りしながら一尾ずつ手作業で測定点を指定しなければならず、作業効率化と測定精度向上が課題であった。養殖魚サイズ測定自動化サービス導入によって、より正確な情報を基に、給餌量や水揚げ時期を決定できることによって、養殖業の生産性が大きく向上する。

養殖魚サイズ測定自動化サービスは、ツナドリーム五島とツナドリーム沖縄の養殖場での撮影協力を得て、豊田通商が持つヨコワ養殖の専門的な知見と、NECが持つ先進のAI・IoT技術を活用し、NECが2018年に開発した養殖魚サイズ測定自動化サービスを改良した。従来はクロマグロは60cm以上の成魚のみを対象としていたが、今回開発されたサービスでは測定対象サイズを20cm以上に拡大するとともに、クロマグロの幼魚であるヨコワの魚体形認識精度を上げ、ヨコワのサイズ測定においても高い測定精度を実現した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通