<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2020年04月03日

【知 識】ソフトバンクと東京大学 障がい児の学習・生活支援のためのICT活用事例報告書を発行


ソフトバンクと東京大学先端科学技術研究センターは、2019年4月から1年間実施した、障がい児(※)の学習・生活支援を行う実践研究プロジェクト「魔法のプロジェクト2019 〜魔法のWallet〜」の成果をまとめたICT活用事例報告書を発行した。報告書を「魔法のプロジェクト」のウェブサイトで公開し、障がい児の学習・生活支援におけるICT(情報通信技術)の具体的な活用方法やその効果を紹介する。

報告書ではタブレットや人型ロボット「Pepper」、スマートスピーカーなど、ICTの活用によって障がい児の学習や生活をどのように支援できるかについて、「魔法のプロジェクト2019 〜魔法のWallet〜」協力校が取り組んだ実践研究事例をまとめられている。2019年度の特徴として、読み書きの速度や正確性の課題、認知の偏りなど、特性によって従来の指導では学習が難しい児童・生徒が少なからず存在することが文部科学省の通知などで周知され、特別支援学校だけでなく通常校においても、個に応じてICTの活用を含めた学び方が取り入れられた。書くという従来の手段に加えて、入力によるノートテイクや、テストでのICTの活用事例などが増加した他、スマートスピーカーなどのICT機器の利用もより一層進められた。

※ 認知やコミュニケーションに困難のある障がい児、自閉症、読み書き障がい、知的障がい、肢体不自由、聴覚障がいなどを含む

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識