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2020年02月21日

【流 通】凸版印刷 店舗等の混雑状況をスマホで把握できる「nomachi」を開発


凸版印刷は施設の混雑状況をスマートフォンやサイネージからリアルタイムで把握できるサービス「nomachi(ノマチ)」を開発した。オフィスビルや商業施設、大学、病院への導入を目指し、不動産事業者やデベロッパーなどに向け、2020年4月より本格的に販売を開始する。

nomachiは施設にワイヤレスセンサーを設置し、センシングした在席状況のデータをクラウド上に送ることにより、スマートフォンやサイネージでリアルタイムに混雑状況を表示する。これにより現地に行かずとも飲食店やコワーキングスペースなどの混雑状況が把握でき、店を探す手間や店舗での待ち時間を削減する。

なお提供開始に先立ち、2019年10月1日から2019年11月29日まで秋葉原周辺の飲食店で実証実験を行い、飲食店の来客数が実証実験前と比較して約2倍に増加した。また、混雑時間が分散されたことにより待ち時間の短縮につながったとの評価を受け、このたび販売開始に至った。


オフィスビル周辺や商業施設内に点在するレストランやカフェなど、さまざまな施設の混雑状況は実際に店舗へ足を運ばなければわからず、人が集中するランチタイムなどは実際に店舗へ赴いても長時間待たされる場合があった。一方で飲食店では混雑が集中してしまうことで満足にサービスを提供できないことがあった。

このような中で、凸版印刷はこれまで培ってきた空間デザインのノウハウやIoT機器、情報処理技術を組み合わせ、施設の混雑状況をスマートフォンやサイネージでリアルタイムに把握できるサービス「nomachi(ノマチ)(TM)」を開発。オフィスビルや商業施設などでの設置を目指して提供を開始します。

nomachiは施設の机の裏側などにワイヤレスセンサーを設置し、在席情報をセンシングする。取得したセンシングデータを元に混雑状況を判別し、スマートフォンやサイネージにリアルタイムで表示することができる。また、設置が簡単で安価なセンサーを使用しているため、短時間で施工できるほか、既存のサイネージを活用することもできるため、初期費用を抑えて導入することができる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 流通