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2020年01月15日

【流 通】日本製粉など トマト黄化葉巻ウイルス検出キットを開発・販売開始


日本製粉は、トマト黄化葉巻ウイルス(TYLCV)を生産現場で迅速に検出できる国内唯一のイムノクロマトキット「Agripalette アグリパレット(トマト黄化葉巻ウイルス)(商標出願中)」を開発し、2019年12月23日から日本製粉グループのファスマックで販売を開始した。

これは日本製粉と茨城県農業総合センターがTYLCVの簡易診断の実用化に向けて共同研究を進め、「TYLCVの免疫学的診断法」を特許出願申請(2019年4月26日)した成果に基づき開発された。

トマト栽培では、TYLCVによる黄化葉巻病が発生し、品質や収量の低下が問題となっている。ウイルスはまん延が速く、感染すると大きな減収につながるため、早期に診断し対策を講じる必要がある。しかし生理障害との区別が難しいため、指導機関や農業者等から簡易に検出できるキットの開発が求められていた。

今回開発した検出キットを使用することで早期診断が可能となり、発病株の抜き取りや媒介虫の防除等により黄化葉巻病のまん延を防止できる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通