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2020年01月15日

【物 流】トヨタ 実証都市(ウーブン・シティ)での物流でeパレット活用


トヨタ自動車は2020年末に閉鎖予定の裾野市にある東富士工場跡地を利用して、あらゆるモノとサービスがつながる実証都市「コネクティッド・シティ」を「Woven City」(ウーブンシティ)と命名し、新たな街を作り上げるプロジェクトを発表した。これには様々なパートナー企業や研究者が連携しながら、トヨタの従業員やプロジェクト関係者をはじめ2,000名程度の住民が暮らすことを想定し、2021年初頭より着工する予定である。

この実証都市は人々のリアルな生活環境のもと、自動運転、モビリティ・アズ・ア・サービス(MaaS)、パーソナルモビリティ、ロボット、スマートホーム技術、人工知能(AI)技術などを導入・検証できる都市であり、人々の暮らしを支えるあらゆるモノ、サービスが情報でつながっていく時代を見据え、この街で技術やサービスの開発と実証のサイクルを素早く回すことで、新たな価値やビジネスモデルを生み出し続けることが目的となっている。

この街の構想として、街を通る道を3つに分類し、それらが網の目のように織り込まれた状態を作り、スピードが速い車両専用道(「e−Palette」など、完全自動運転かつゼロエミッションのモビリティが走行)、歩行者とスピードが遅いパーソナルモビリティが共存するプロムナードのような道、歩行者専用の公園内歩道のような道を予定。街の建物は、環境との調和やサステイナビリティを前提として作られ、住民は室内用ロボットの新技術を検証したり、センサーのデータを活用するAIにより健康状態のチェックをするなど、生活の質を向上させることができる。また、物流においては、e−Paletteが活用され、人の輸送やモノの配達に加え、移動用店舗としても使われる。更に、街の中心や各ブロックには、人々の集いの場として様々な公園・広場を作り、住民同士のコミュニティ形成を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連