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2019年12月06日

【物 流】羽田空港内の搬送業務効率化にIoTを活用した位置管理サービスを導入


京セラコミュニケーションシステム(以下 KCCS)と東京国際エアカーゴターミナル(以下 TIACT)は、東京国際空港(羽田空港)内で航空機に搭載するコンテナやパレット等を搬送するドーリーの位置管理に、KCCSが提供するグローバルIoTネットワーク「Sigfox」を活用した位置管理サービス「IoT Tracker」を導入した。

「IoT Tracker」は対象資産に「Sigfox」対応の各種IoTデバイスを装着することで、デバイスから送信される位置情報をマップ上に可視化する。主な機能としてはジオフェンス(入出管理)機能やアクティビティ機能等があり、位置測位方式はGPSのほか、Wi−FiやAtlas Native(Sigfox基地局をベースとする位置測位方法)等、複数の方法に対応している。

TIACTが利用するドーリーは空港内で24時間365日荷役に活用されており、広大な敷地内に他社のドーリーも多数存在するため、その管理に多くの工数が費やされていたほか、必要な状況でドーリーが不足することもあった。また、位置管理システムの導入には、通信デバイスの頻繁な電池交換やコスト面等が課題となっていた。

これらの課題に対して「IoT Tracker」は電池で数年間の稼働が可能で、専用ネットワークの構築を必要としないことから、通信料を含めたコストの低廉化が可能なこと等が、広大な敷地内で長期間にわたって使用するドーリー管理の要件を満たし、導入に至った。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連