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2019年12月06日

【流 通】ダイキン工業とフェアリーデバイセズ 作業効率・品質を向上させる取組み開始


ダイキン工業とフェアリーデバイセズは空調機の保守点検やメンテナンスなどのサービス業務におけるコネクテッドワーカー(※1)の創出を通じて、作業効率と作業品質を向上させる取り組みを共同で開始した。

社会を支える重要なインフラとなっている空調において、性能、品質を保つためには機器の性能だけでなく、保守点検やメンテナンスなどのサービス業務の品質も重要とされる。近年、空調市場が新興国を中心に急激に拡大する中、ダイキン工業では現場業務に携わるサービスエンジニアの人手不足が大きな課題となっている。またグローバル全体におけるサービス業務の品質向上のため、世界各国でのサービスエンジニアの早期育成も急務となっている。

今回の連携はフェアリーデバイセズが持つ音声認識やエッジAI、データ解析などのデジタルテクノロジーと、ダイキン工業がグローバル規模で培ってきた現場の知見を結び付け、ダイキン工業のサービス業務における課題を共同で解決する。具体的にはフェアリーデバイセズが開発したスマートウェアラブルデバイス『THINKLET(TM)(シンクレット)』およびテクノロジースタック(※2)と、ダイキン工業が開発した業務支援Webアプリを組み合わせ、熟練したサービスエンジニアが遠隔地の作業者をサポートし教育できる遠隔作業支援ソリューションを開発する。このソリューションにより日本国内だけでなく、世界の作業者一人ひとりの技術力や判断力を向上させ、高効率で手戻りのない高品質な現場業務の実現と同時に、優れたサービスエンジニアの早期育成をめざす。

※1 コネクテッドワーカー
通信機能を有する高性能ウェアラブルデバイスやセンサー等を身に着けた次世代の現場作業者です。コネクテッドワーカーの映像や音声、センサーデータはリアルタイムに収集され、作業が可視化・記録・解析されることで、現場業務に対する様々な支援を受けることができます。これにより、誰もがあらゆる場所において、より効率的に、より安全に、より質の高い作業を行うことが可能になる。

※2 テクノロジースタック
様々なテクノロジーを集積し、個別的・統合的に機能させることができるAPIやAIエンジン等のプラットフォーム

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通