<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2019年10月28日

【流 通】同一空域・複数事業者のドローン運航管理システムとの相互接続試験の環境構築


NEDO、日本電気、NTTデータ、日立製作所は、福島県、南相馬市、福島イノベーション・コースト構想推進機構の協力のもと、「福島ロボットテストフィールド」(福島県南相馬市・浪江町)において、同一空域で複数事業者のドローンが安全に飛行するための運航管理システムとの相互接続試験の環境を構築した。

福島ロボットテストフィールドの総合管制室に、複数のドローン事業者が情報共有するための運航管理統合機能のサーバーを設置・稼働させたほか、先般公開した運航管理システムのAPIに関する利用規約の整備などを行った。これにより、NEDOプロジェクトに参画していない一般のドローン事業者でも、APIを介して同サーバーに接続することにより、運航管理システムとの相互接続試験を行うことができるようになる。

運航管理システムではドローン事業者が運用する「運航管理機能」が、「運航管理統合機能」に接続することで、ドローンの飛行計画やリアルタイムの飛行状況、飛行禁止空域など空域の安全に関する情報を、他のドローン事業者と共有するサービスを利用することができるようになった。

今回、福島ロボットテストフィールドの総合管制室に、複数のドローン事業者が情報共有するための運航管理統合機能を提供するサーバーを設置し、2019年8月30日に稼働した。また運航管理システムのAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)(※4)の利用規約の整備などを行い、NEDOプロジェクトに参画していない一般のドローン事業者でも、APIを介して本サーバーに接続することにより、福島ロボットテストフィールド内で運航管理システムとの相互接続試験を行うことが可能になる。相互接続試験の実施期間は2020年2月までを予定している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通