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2019年08月27日

【物 流】国交省 トラック隊列走行の実現に向けインフラ整備の中間とりまとめを策定


国土交通省はトラック隊列走行の実現に向け、2019年12月に設置されインフラ面での事業環境整備の検討を行ってきた「新しい物流システムに対応した高速道路インフラの活用に関する検討会」で、4回にわたる検討を踏まえ「新しい物流システムに対応した高速道路インフラの活用の方向性中間とりまとめ」を策定した。

物流を取り巻く環境ではトラックドライバーの不足が進行しており、物流効率化を図る必要性が提起されてきた。それに対する新しい物流システムの動きとして、高速道路での隊列走行トラックの実現への取り組みが行われ、2018年1月より後続車有人及び無人隊列システムの実証実験が実施された。

中間とりまとめでは官民ITS構想・ロードマップ2019のスケジュールに基づいて、2022年度以降の後続車無人隊列走行システムの商業化までに、本線合流部での安全対策や隊列形成・分離スペースの確保等について、また後続車無人隊列走行システムの普及状況を踏まえた対応として、独立した専用レーン化や専用の走行空間に直結する物流拠点の整備等について示している。

さらなる課題としてはインフラ整備と車両開発等の連携を掲げており、後続車無人の普及に対する車両の技術開発や低コスト化の必要性のほか、容易に割り込まれないような処置についての検討が必要であること等に言及している。

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投稿者:gotsuat 09:45| IT関連