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2019年07月12日

【環 境】三菱ガス化学 プラスチック廃棄物削減に向けたプロジェクト始動


三菱ガス化学は特殊ポリカーボネート樹脂「ユピゼータEP」の新プラントが完工するのにあわせ、プラスチックの廃棄物削減に向けた「特殊ポリカーボネート・リサイクルプロジェクト」を始動した。最終製品の製造工程で発生する廃棄物をゼロにすることを目指す。

「ユピゼータEP」はスマートフォンやタブレットなどに搭載される高機能小型カメラレンズ材料で、高屈折率と低複屈折を両立させるとともに成形性も兼ね備え、特にスマートフォンにおいては、その薄型化に大きく寄与している。

最終製品となるカメラレンズは「ユピゼータEP」を射出成形することにより製造される。この射出成形による製造の常として、必要となる部品以外のスプルーやランナーといわれる部分は製品として使用されず、廃棄されてしまう。

昨今、廃プラスチックの問題については世界的に注目を集めているが、三菱ガス化学もその削減について従来から検討を進めていた。今回、リサイクル技術の開発に目途が立ったことから、「特殊ポリカーボネート・リサイクルプロジェクト」として、スプルー・ランナー部分を回収・リサイクルし、製造工程で発生していた廃棄物をゼロにする活動を進めることとなった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】