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2019年04月10日

【物 流】福岡運輸とAutomagi 受注入力処理をAI画像ソリューションで効率化


福岡運輸とAutomagiは受注管理業務における入力を効率化するAI画像ソリューションの実証実験を平成31(2019)年1月から3月まで共同で行った。

昨今、物流業界ではEC(e-commerce)の急拡大により人手不足が著しく、各メーカーからFAXで寄せられる発注書はフリーフォーマットが多いため、その内容確認やデータ入力には多くの労働力が必要という現状がある。その他、担当者の属人化などの課題もあり、業務の標準化に対するニーズも高まっている。

福岡運輸はこれまで、顧客からFAXで送られてくるフリーフォーマットの発注依頼書をスタッフが目視で確認し、自社の受注入力システムに手入力していたため、入力ロジックが担当者によって異なる、手動での入力に手間がかかっていた。

Automagiが開発したソリューションはAI OCR(Optical Character Recognition/Reader:光学的文字認識)と画像認識の独自の前処理技術により発注書の文字を識別し、顧客・商品情報等をクラウド上でマスタ突合させ、より高精度な抽出を可能にした。FAXの画像データに記載されている文字情報を認識し、自動で抽出・入力することで、業務の省力化と入力ミスや漏れを防ぐことができる。

実証実験は同ソリューションの先行導入を予定している5事業所で実施し、受注専門業務を25人から8人程度に削減、作業工数も約70%削減できた。

福岡運輸とAutomagiは今後、同ソリューションの精度をさらに向上させ、商用導入を目指すとともに、Automagiがこれまで培ってきた深層学習による画像認識の技術や画像処理技術をもとに、様々な業務の自動化や高度化の取り組みを推進していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者