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2019年03月27日

【流 通】NTTドコモ RPAを活用した農業界向け働き方改革ソリューションを提供


NTTドコモは農業界の働き方改革としてパソコン上の定型業務を自動化することのできるRPA「WinActor」と、手書き文字をデータ化することのできるOCRを組み合わせた、農業界向けのソリューションパッケージを提供する。

農業界は人手不足が深刻化しており、注文から納品までの受発注事務作業の負担が課題になっている。

NTTドコモは2018年7月より山口県のJA下関との実証実験によって、これまで各農家からJA下関への肥料・農薬・生産資材等の注文書を手書きの用紙で受け取り、オペレーターがシステムへ受発注情報を入力処理していた業務の自動化に取り組んできた。その結果、農家からの手書き注文書をOCRで読み取りデジタルデータ化し、オペレーターによる入力作業をRPAで自動化することに成功し、職員の生産資材などの予約注文作業時間を約1,500時間、80%削減した。また、注文書帳票そのものを改善することにより各農家からの注文効率をアップできたことで、水稲の予約注文数20%増を実現した。

現在JA下関は、RPAを活用したデータ集計による営農指導の充実とタブレットによる受発注作業の効率化推進に取り組むことで更なるICT化をめざしている。今回提供するサービスは、全国の農業協同組合で利用できる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通