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2019年02月08日

【流 通】関西ペイント ウガンダで防蚊塗料Kansai Anti-Mosquito Paintを上市


関西ペイント子会社のKansai Plascon Africaは、ウガンダの首都カンパラで防蚊塗料「Kansai Anti-Mosquito Paint(カンサイ・アンチモスキート・ペイント)」を上市する。

この製品は、2021年までにモロッコに続くマラリア撲滅国となることを目指すウガンダにおいて、蚊をノックダウンする技術により、マラリアの感染予防の効果をもたらす。アフリカではマラリア対策として、蚊帳や予防薬、殺虫剤散布などが使用されてきたが、依然として毎年100万人以上の方が亡くなられている。この状況に対しKansai Plascon社は、ウガンダ保健省やその他関連機関・ステークホルダーとの官民連携の取り組みを重ね、この画期的な製品を開発し、作り上げてきた。

Kansai Anti-Mosquito Paintは、耐久性に優れ、多様な色彩を持ち、特に住宅や公共施設、商業施設の壁や天井などで使用できるよう設計されている。
人や動物にも安全で、ウガンダ保健省やその他関連機関にも認証された。

蚊のノックダウン機能は、壁面に接触することで、蚊の神経系を麻痺させ、壁に留まったり、遠くに飛ぶ能力を低下させ、結果としてノックダウンさせる。この効果は2年間続き、マラリアや蚊の媒介するその他の感染症から、持続的に護られるという効果をもたらす。

マラリアはアフリカで最も深刻な感染症の一つであることに加え、児童、生徒が学校を欠席する理由の半分を占め、経済にも悪影響を及ぼす。マラリア根絶を目的とした団体Malaria No Moreは、マラリアが10%減少すればGDPが3%増加すると発表した。マラリアの減少は子どもたちの登校へ繋がるため、両親が働けるようになり、また薬や健康管理の支出を減らすことに繋がる。更にMalaria No Moreによると、マラリアは5歳以下の小児の主要な死因となっている。今回の上市を機に、Kansai Plascon社では、マラリア被害が大きく、恵まれない地域へ塗料を寄付する「Hold my Hand to 5」キャンペーンを開始する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通