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2019年02月08日

【知 識】楽天、関通と物流分野で資本業務提携


楽天は、関通と物流分野における資本業務提携した。

楽天はEC物流の健全化を目的に、「ワンデリバリー」構想を掲げ、「楽天市場」における包括的な物流・配送サービスの構築に取り組んでいる。具体的には、楽天が「楽天市場」出店店舗を対象に提供する総合物流サービス「楽天スーパーロジスティクス」を通じて、商品の入荷から配送まで高品質な物流サービスを「楽天市場」出店店舗に提供することで、安定したEC店舗運営に寄与してきた。また、楽天が運営する配送サービス「Rakuten EXPRESS」の配送網を拡大し、商品の注文からお届けまでの仕組みを整備している。

関通は、関西エリアを中心にシステム・コンサル・アウトソーシングなど様々な手法で顧客の物流を支援している。通販・ネットショップを対象に、物流倉庫・受注管理・出荷の包括的な物流サービスも提供している。

今回の資本業務提携に基づき、楽天と関通は、それぞれのアセットを活用し物流分野で連携する。関通は、これまで培った物流センター運営のノウハウを活かし、同社の兵庫県尼崎市の物流センターを「楽天スーパーロジスティクス」の物流拠点として運営する。同施設は2019年3月より「Rakuten Fulfillment Center Amagasaki」として稼働を開始する。楽天は関通から第三者割当増資を引き受け、2019年2月までに同社に出資する。関通は増資によって得た資金をRakuten Fulfillment Center Amagasakiの設備投資のためのシステム開発や設備投資に活用する。また今後は、「Rakuten EXPRESS」でも、関通が顧客より受託する荷物を配送するなど、両社の連携をさらに強化する。

楽天は、「ワンデリバリー」構想を掲げ、「楽天市場」のユーザーおよび出店店舗にとって利便性の高い物流・配送サービスを実現するため、自社の物流機能を強化している。関通との資本業務提携をはじめとする外部パートナーとの連携を通じて、包括的な物流・配送サービスの構築をさらに加速させる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識