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2019年02月08日

【環 境】誠和とノーリツ 「低温炭酸ガス局所施用システム」共同開発


誠和とノーリツは、ハウス栽培など「施設園芸」分野の収穫量増加に貢献する「低温炭酸ガス局所施用システム」を共同で開発し、誠和が平成31年(2019)3月1日にモニター販売を開始する。

農業分野では、担い手不足や農業生産技術の高度化の流れの中、ハウス栽培などの作物の収穫量増加や品質向上を目的とした、施設園芸の高度な環境制御(温度・CO2・湿度・光・気流速などを管理)の普及が進んでいる。

炭酸ガス(CO2)は植物の光合成に必要な要素だが、日中、園芸施設内の空気中の炭酸ガスは植物の光合成で自然に消費・減少していく。低温炭酸ガス局所施用システムは日中の炭酸ガス不足を補うために施設内に設置した使用のダクトから炭酸ガスを放出する。

従来は灯油などを燃焼させて高温の炭酸ガスを放出していた。そのため施設内の温度も上昇するため冬期のみの運用となり、通年で炭酸ガスを安定的に供給することが課題とされていた。この課題を解消するために両社は、誠和が保有する環境測定および制御技術・栽培ノウハウと、ノーリツが保有する給湯機器で培った燃焼技術を組み合わせ、低温で炭酸ガスを放出できる製品開発に取り組んでいた。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】