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2018年10月24日

【知 識】六花亭製菓、IMVとNTTテクノクロス 工場の製造ラインの故障をAIで予知する実証実験


六花亭製菓、IMV、NTTテクノクロスは、六花亭製菓六花の森工場で振動データとAIを活用して工場内設備の予知保全に関する実証実験を開始した。

工場内の設備機械には、1台の停止がライン全体の停止に直結するような重要なものが存在する。ラインの稼働率を高めるため、不具合のある箇所を早期に発見できるようにIoTを活用した機械の状態監視が注目されている。飲食の製造ラインにおいても、設備の突発的な故障は商品の生産計画に大きな影響を与える。これまでは定期的な設備点検や部品交換により故障を防いでおり、故障の予兆を検知し効率よく対処するまで至っていない。実験ではIMVが持つ振動計測に関するノウハウとNTTテクノクロスが提供するAI・見える化技術を活用し、設備の予知保全を検証する。

実証実験では、オーブンのモータとファンに振動センサを取り付け、収集したデータをAIエンジンに学習させることで、設備機械が故障する予兆を検知する「見える化」に取り組む。振動データを分析するIoTプラットフォームにはIMVとNTTテクノクロスが共同開発した「ラムダバイブロ分析パッケージ」を、AIエンジンにはオープンソースのリアルタイム分散機械学習基盤「Jubatus」を活用する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識