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2018年10月24日

【流 通】ユニ・チャーム 岡山県立大学と“理想の尿もれケアショーツ"を研究


ユニ・チャームは、岡山県立大学デザイン学部三原鉄平准教授と共同で、抵抗感なくはくことのできる理想の尿もれケアショーツを研究した。

近年、40歳以上の女性で3人に1人は軽い尿もれを経験しており、軽い尿もれは誰にでも起こる可能性があることとして知られている。同社は、ライナーやパッド形状の尿もれケア専用品『チャームナップ』を1997年に発売し、抵抗感なく普段通りの生活を過ごせるよう、尿もれケア専用品の普及活動に力を入れてきた。今回、生活シーンを気にせず普段の下着と変わらない理想の尿もれケアショーツを開発するため、尿もれケア用品のショーツの形状で求められる開発条件について研究をした。

研究では、30〜70歳代の尿もれ経験者、100cc以上尿もれパッド使用者267人を対象に、対談形式によるインタビュー調査を実施した。その結果、尿もれケアパンツタイプは、87%が「介護や老人のためのもの」とのイメージを抱いていることが明らかになった。これをふまえ尿もれケア用品の満足度を科学的に測定できる評価尺度を開発し、尿もれケア用品には「機能性」「快適性」に加え、「意匠性」(デザイン)が重要であることが確認できた。

理想の尿もれケアショーツ実現のために、「機能性」では「体に沿っている」点、「快適性」では「ゴワつかない」や「モタつかない」点、「意匠性」では「服の表面に響く」「服を選ばない」「年齢にふさわしい」点を改善する必要性が示唆された。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通