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2018年09月11日

【知 識】早大とアビーム スポーツパフォーマンス・データ分析の共同研究


早稲田大学インテリジェント・パフォーマンスアナリティクス研究所(以下:IPAL)とアビームコンサルティングは、「スポーツパフォーマンス・データ分析に関する共同研究」を実施することで合意し、共同研究契約を締結した。スポーツ指導等におけるデータに基づく意思決定プロセスの開発を研究テーマとし、2018年9月より研究を開始する。

近年、IoTやAIといったデジタル技術の発展により、競技者の身体活動に関する様々なデータ計測が可能になり、データ分析を通じより効果的な指導施策の検討や予防措置といった幅広い活用が期待されている。その一方、実際の現場では計測データを活用できる専門家が少ない上、導き出されたデータを解釈し、適切な意思決定をしていくノウハウが不足しており十分な活用がなされていない。

そのような課題を解決するため、今回実施する研究ではIPALが有するスポーツ科学・人間科学分野の先進的な知見と、アビームコンサルティングがコンサルティングビジネスならびにスポーツ分野におけるデータ分析プロジェクトで蓄積した経験や手法を組み合わせることで、より実践的なデータ活用ノウハウの開発を目指す。

具体的な取り組みとして、初年度はゴルフ競技をテーマにパフォーマンスのばらつき要因を運動学・心理学・脳科学の観点に加え、指導者・選手の発話やドキュメントをもとに定性的な感覚が言語化される過程から分析する。また、導き出された結果をベースに、パフォーマンスの向上につながるコミュニケーションや指導方法論、データ分析に基づく意思決定プロセスのモデル化など、熟達するための手法を検討します。また今回の研究成果をスポーツ以外にもパフォーマンス改善を必要とする業界・領域に対し広めていく予定にしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識