<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2018年02月20日

【知 識】大日本印刷とNTTドコモなど 「セルフ健康測定」の実証実験


大日本印刷(以下、DNP)、NTTドコモ、スマートサービステクノロジーズ(以下、SST)は、利用者自身が手軽に“セルフ健康測定”を行える新型「ヘルスキオスク端末」を開発した。また、この3社は健康増進と健康異常の早期発見を可能とする「健康経営ソリューション」の提供に向けて、DNPの社員を対象とした同端末の実証実験を実施する。

日本国内の医療費は2016年度に約41.3兆円にまで増加し、政府や自治体の大きな負担となっており、また、この医療費の約3割を生活習慣病が占めていることから、その予防と改善は急務である。

DNPは、社員の健康管理支援の一環として健康チャレンジキャンペーンを実施しており、NTTドコモは、パートナー企業との協創による健康経営ソリューションの提供を行っている。「健康経営優良法人2017」認定法人でもあるDNPとNTTドコモは、多項目の健康指標をワンストップで気軽にセルフ測定できるヘルスキオスク端末に注目し、機能や操作性、デザインを刷新した新型「ヘルスキオスク端末」をSSTと共に開発した。

実証実験では身長、体重、BMI、体脂肪率、体温、血圧、脈拍、脂肪代謝レベル、アルコール摂取有無、の計9項目の測定が可能。同端末を気軽に定期的に利用することで、健康増進と健康異常の早期発見が可能となり、医療費削減だけでなく、生産性の向上や健康寿命の延伸にもつながると期待される。

なお、同端末による測定データと、社員食堂などの食事管理システムで取得した食事データを上位サーバー連携することを検討しており、摂取エネルギー、食塩相当量、タンパク質、糖分、脂質、食物繊維などの食事データを加味したより詳細な健康管理の実現と、国の規定を満たしたストレスチェックアプリを搭載することによるメンタルヘルスへの活用をめざす。

3社は、健康経営ソリューションの提供に向けて、同端末をDNPの職場に提供し、従業員の健康意識向上や健康増進への有用性を検証していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識