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2017年12月13日

【知 識】釜石市とLIFULLなど 空き家の利活用を通じた地域活性化連携協定を締結


岩手県釜石市、LIFULL、楽天LIFULL STAYは、2017年12月6日に釜石市の地域経済の活性化を目的に、空き家利活用を通じた地域活性化連携協定を締結した。

釜石市は以前より東日本大震災からの復興に取り組むとともに、持続可能な地域社会を実現するため、自治体、企業、市民が一体となった「釜石市オープンシティ戦略」を掲げ、全国の地域活性のロールモデルとなる事例を多数生み出すなど、人口減・少子高齢化問題や空き家問題への対策を進めてきた。また、2019年9月開幕の「ラグビーワールドカップ2019」日本大会12開催地の一つに選定されており、国内外からの観戦・観光客を迎えるための対応を進めている。同協定に基づき、3者それぞれの資源を生かし、釜石市における空き家などの遊休不動産の利活用および観光需要の創出、そして、それらを推進する人材育成に取り組んでいく。

様々な住生活情報サービスを取り扱うLIFULLグループは、不動産・住まいに関する知見や、国土交通省の採択事業でもある「LIFULL HOME'S空き家バンク(※)」などを活用し、釜石市の空き家情報を集約し全国に発信する。また、空き家問題への課題解決を推進する「地域おこし企業人」を派遣し空き家管理・利活用に関する事業モデルの検証や事業開発をサポートしていくことで、持続可能的な体制構築を図る。

楽天グループの民泊事業会社である楽天LIFULL STAYは、民泊に関する知見を生かし、空き家を利用した民泊施設のモデルケースの開発や、民泊施設への転換・運営支援、集客・マーケティング支援などを通じ、宿泊環境面から釜石市や観光需要の創出に貢献することを目指す。3者が相互に連携・協力することで、全国に先駆け、釜石市において空き家の利活用モデルを構築し、釜石市の地域社会および地域経済の発展に貢献していく。

※ LIFULL HOME'S空き家バンク
各自治体が運営する空き家・空き地バンクの情報を集約する情報プラットフォーム。現在各自治体が個別に公開している空き地・空き家バンクを全国で一元化し、地域の空き家情報を求めるユーザーが統一されたフォーマットで検索・比較できる

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識