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2017年08月21日

【知 識】ウェルネスオープンリビングラボと大阪市立大 健康課題解決をめざし包括連携協定


ウェルネスオープンリビングラボ(以下 WOLL)と大阪市立大学は、認知症などの健康課題を解決し、健康寿命の延伸をめざす取り組みに関する包括連携協定を締結した。この協定に基づき、両者は健康関連データの収集および解析、健康課題解決に関わる研究員等の人材育成などを行い、わが国が抱える認知症などの健康課題に関する学術研究、先端技術の開発を進め、課題解決方法の実証および実用化に取り組む。

WOLLは目的に賛同する15の企業等が出資する合同会社で、エーザイおよび大阪市立大学同窓会長・元学長の児玉隆夫氏、NTTデータ関西が業務執行を行う。一方、大阪市立大学は、「笑顔あふれる知と健康のグローカル拠点」をスローガンに掲げ、健康科学領域を中心に研究や産学官連携、地域貢献活動の強化に取り組むとともに、2017年2月には、大阪市と「健康寿命の延伸に関する包括連携協定」を締結し、大阪市のシンクタンク機能として、大阪の健康寿命延伸に向けて全学をあげて取り組んでいく。

エーザイは、認知症領域における治療薬の開発・販売から得た経験を生かし、行政、医療従事者や介護関係者など様々なステークホルダーの協力を得て、認知症と共生する「まちづくり」に取り組んできた。WOLLは、ソリューションの開発と提供のためにエーザイが共同設立した、初めての合同会社であり、地域に根差した課題を医療や介護の現場から表出化させ、課題解決策の検討・開発・検証を行うことで、真のニーズを満たすソリューション提供をめざす。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識