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2016年04月04日

【環 境】内航海運の省エネルギー化の促進に関する検討会 第2回会合開催


国土交通省海事局は、内航海運の省エネルギー化の促進に関する検討会を設置し、平成42(2030)年度のCO2排出削減目標の達成に向けて、省エネ推進にかかる取組等について検討を行っている。平成28(2016)年3月30日に第2回会合を開催し、海運事業者における省エネ化への取組や業界に対するヒアリング・アンケート結果を共有し、今後必要とされる具体的な省エネ施策の検討に向けた審議を行った。

海運事業者における省エネ化の取組の報告では、革新技術の実証の有効性や最適な航路計画や減速運航の有効性が共有された。フェリー等の比較的大型の旅客船については、革新技術の実証を行うことの有効性や必要性が示されている。また、比較的小型の旅客船については、プロペラ等の改造により燃費削減となり、数年間で投資回収できることが共有された。また、RORO船や鋼材船等の貨物船については、システムを支援ツールとして活用することにより、最適な航海計画や減速運航を行うことができ、省エネ化(燃費削減)に有効であることが示された。

次に、ヒアリング、アンケート調査より、省エネ効果や費用対効果を見える化する制度(省エネ性能格付け制度)の創設等が省エネ推進のために必要であることが共有された。

次回の第3回会合を同4月27日に開催し、具体的な省エネ施策の方向性を提示して審議を行う予定にしている。

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投稿者:gotsuat 09:55| 環境負荷低減【取り組み内容別】