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2016年04月05日

【環 境】三菱電機 鉄道車両ブレーキによる回生エネルギーを利用した駅舎補助電源装置納入


三菱電機は、西武鉄道池袋駅に駅舎補助電源装置(S−EIV ※1)を納入した。鉄道車両がブレーキをかけた時に発生する回生エネルギーの余剰電力を駅舎内の照明や空調・エレベーター等へ供給し、駅舎全体としての省エネ化に貢献する。

三菱電機は、従来から車両・駅・車両基地・路線エネルギー管理の4分野から、鉄道トータルでのエネルギー管理・省エネ化を目指す「鉄道トータルエネルギー・環境ソリューション」に取組んでいる。車両エネルギー管理において、SiC(※2)パワーモジュールを適用した鉄道車両用インバータ装置を平成23(2011)年に世界で初めて製品化に成功した。翌年の実証実験において、鉄道減速時の制動エネルギーを回生電力として、より効率的に回収することを実現した。今回、納入された駅舎補助電源装置は、それらで培ったインバーター技術を鉄道車両から駅舎の補助電源装置に適用した。


※1 駅舎補助電源装置
鉄道車両のブレーキ時に発生する回生電力のうち、近くを走行している車両だけでは消費
できない余剰電力を蓄電池を用いず、駅の電気設備に直接供給する装置
S−EIV:StationEnergyInverter

※2 SiC SiliconCarbide
炭化ケイ素:炭素とケイ素の化合物

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】