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2015年10月16日

【流 通】JCB 手のひらによる決済の実用化に向け、海外での実証実験を開始

JCBは、富士通および富士通フロンテック(以下、両社あわせて:富士通)と、手のひらの静脈認証技術を用いた決済スキームの実証実験を、2015年10月に国外にて開催するパートナー企業向けのカンファレンスの場で実施する。

この決済スキームは、世界最高レベルの認証精度と耐偽造性能を誇る富士通の静脈認証技術と、国際ペイメントブランドJCBのネットワークを融合させ、あらかじめ手のひらの情報をカードの情報へ紐付けすることにより、手のひら静脈認証での本人確認により決済を可能とするもので、手のひらの情報に対して複数のカードの紐づけが可能なため、利用者はカードを持ち歩く必要がない。

この静脈認証技術は認証精度が高く、銀行のATMやセキュリティエリアの入退室管理等すでに多くの採用例がある。この決済スキームは、認証技術とJCBブランドの決済ネットワークとの融合により、国・地域を問わず世界のJCB加盟店で決済が可能となる、世界初の先進的なもの。

日本国内では、2015年7月JCB本社にて社員数百名の参加により、手のひら情報とクレジットカードの紐づけによる実証実験を実施済で、今回は、国外にてブランドプリペイドカードのスキームでの実証実験を行うことにより、国内外でクレジットカードやプリペイドカードといった様々な決済プロダクトでの利用が可能な、「グローバル決済スキーム」としての実用化へ向けたさらなる検証を行う。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 流通