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2015年10月16日

【知 識】田辺三菱製薬 米・リジェネロン社と抗NGF抗体「ファシヌマブ」の独占的開発・販売権で協業


田辺三菱製薬は、米・リジェネロン社との間で、ファシヌマブ(開発コード:REGN475)に関する協業契約を締結した。この契約により、田辺三菱製薬は、日本、韓国および中国を除くアジアにおけるファシヌマブの独占的開発・販売権を取得した。

ファシヌマブは、疼痛発生時に分泌されるNGF(Nerve Growth Factor)と結合し、NGFの作用を阻害することにより、疼痛を緩和させる。リジェネロン社が米国において実施した変形性関節症に関するフェーズ2試験では、中等度から重度の疼痛を早期に緩和することが確認され、直近では、リジェネロン社は、米国において変形性関節症に関するフェーズ2b/3の臨床試験を開始した。今後、田辺三菱製薬は変形性関節症、慢性腰痛を適応症として国内で開発を進める。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 知識