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2015年07月10日

【物 流】JILS 2014年度物流コスト調査結果を発表


平成27(2015)年6月19日、日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は、2014年度の物流コスト調査結果を発表した。なお、2014年度調査は2013年度の物流コストを調査対象としている。

同調査によると、全業種での売上高物流コスト比率は4.70%となり、前年度に比べ0.07ポイント低下した。売上高物流コスト比率は長期的に低下傾向にあるが、近年はおおむね5%弱で推移している。

2013年度は、燃料価格が上昇傾向であったこと等によりコストアップが進んだものの、一方では、円安や消費税増税による駆け込み需要により業績が好転し、多くの企業で売上高が大きく増加した。その結果、売上高に対する物流コスト比率が低下した可能性が高い。

業種別に見ると、製造業では「窯業・土石・ガラス・セメント」の売上高物流コスト比率が最も高く8.70%となった。卸売業では「卸売業(食品飲料系)」の6.81%、小売業では「小売業(通販)」の12.39%が最も高い値を示した。

物流単価については、2014年度はプラスに転じており、物流コストの増加傾向が顕在化していることが分かる。また、次年度(2015年度)については、物流単価が大幅なプラスになると予想されている。

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投稿者:gotsuat 10:37| 物流事業者