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2015年03月16日

【環 境】コマツ、主力工場の粟津工場にバイオマス蒸気ボイラシステム設置・稼働


コマツは、国内主力工場の1つである石川県の粟津工場敷地内に、地元の未利用間伐材の木材チップを使用するバイオマス蒸気ボイラシステムを新たに設置した。

このシステムは、ボイラからの蒸気を発電に利用するだけではなく、その排熱自身も空調などに最大限利用することで、高いエネルギー効率を実現。バイオマスボイラ4台、蒸気コンプレッサー(圧縮機)、蒸気式発電機2台などで構成され、設備投資額は約4億円となる。発電・排熱で3200kWのエネルギーを発生させ、年間購買電力量を約150万kWh削減する効果がある。燃料に使用する年間7000tの木材チップは地元の森林組合が供給する。稼働により、平成26(2014)年5月に竣工した同敷地内新組立工場が目標としている年間購買電力量の90%以上削減を平成27(2015)年度にも達成する見込み。

また、今回の取り組みは、コマツ、石川県、石川県森林組合連合会との3者で平成26(2014)年2月に締結した「林業に関する包括連携協定」の具体的な第一歩でもあり、地元の未利用の間伐材を中心とした循環サイクルを生み出し地域を活性化することで、「地方創生」と「エネルギーコストの低減」の両立を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 環境配慮型施設・設備導入【取り組み内容別】