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2015年02月05日

【環 境】パプアニューギニア(PNG)LNGプロジェクト向け 新船LNG船PAPUA″竣工へ


商船三井が発注したLNG船PAPUA″が平成27(2015)年1月30日、上海の滬東中華造船(以下「Hudong社」)にて竣工した。同船は平成22(2010)年3月及び平成23(2011)年1月に発表したExxonMobilプロジェクト(PNG LNGプロジェクト及び豪州ゴーゴンLNGプロジェクト)「新造LNG船4隻をHudong社に発注」の第一船であり、PNG LNGプロジェクトへ長期貸船契約に基づき投入される。

中国の造船所で高品質のLNG船を安全に建造するため、商船三井は平成23(2011)年1月より造船所に技術者を派遣し、日本人・中国人を中心とした多国籍に亘る建造監督チームを編成し、ExxonMobil社との協力関係の下、海外船社として初となる中国建造LNG船プロジェクトを推進してきた。

竣工に先立ち、平成27(2015)年1月8日には、Hudong社にて命名式が執り行われ、パプアニューギニア首相夫人により同船は“PAPUA”と命名された。

同プロジェクトは海外船社として初めて中国の造船所を起用したことに加え、中国の大手エネルギー会社である中国石油化工股?(以下「SINOPEC社」)向けLNG輸送であること、更に、同船は中国の大手船主である中国海運(以下「China Shipping社」)とSINOPEC社との共有であることなど、多方面で中国に深く根ざしたものとなっている。

同プロジェクトで築き上げた中国側パートナーとの信頼関係を背景に平成25(2013)年4月より参画しているSINOPEC社向け6隻の新造LNG船プロジェクトも現在進行中であり、Hudong社にて建造を進めている。ExxonMobilプロジェクトの4隻と併せ、合計10隻の同社発注船が平成27(2015)年から平成29(2017)年にかけて竣工予定となっており、今回はその第一船の竣工という大きなマイルストーンに当たる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| 環境配慮型輸送用機器導入【取り組み内容別】