<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ
2015年02月05日

【物 流】中部地方整備局 大型車両の通行適正化に向け協議会を設立


平成27(2015)年1月27日、中部地方整備局は大型車両の走行に関する知見や情報の交換、取組内容や連携活動の検討等を継続的に行うことを目的として「第1回大型車通行適正化に向けた中部地域連絡協議会」を開催した。同協議会は、道路の老朽化対策が喫緊の課題で、道路の劣化を招く恐れのある違法に重量超過した大型車両への対策が必要であることから、大型車両の適正・安全な走行に向け、関係機関・団体等がパートナーとなり連携して設立されたものである。これは全国の整備局で初めての取り組みである。

全国にある約70万橋の橋梁のうち建築後50年が経っているものは、平成25(2013)年の時点では18%だが、平成35(2023)年には43%に増える見込みとなっている。加えて、車両総重量20トンを越える違反車両が道路橋の劣化に与える影響は軸重10トン車の約4,000台に相当し、全交通の約9割を占めていることも道路の劣化を促進する要因となっている。

これらを踏まえて、大型車両適正化に向けた基本方針を「車両の大型化に対応した許可基準の見直し及び適正利用者に対する許可手続きを簡素化する一方で、悪質な違反者に対しては厳罰化し、大型車両の通行の適正化を進める」とした。違反取締り・違反者への指導等の強化としては、特に基準の2倍以上の重量超過等をした場合、現地取締りにおいて違反が確認できれば即時告発を実施する(平成27(2015)年2月23日より実施)など、厳罰強化を進めている。

今後の連絡協議会では、官民連携での広報展開・指導取締りに取り組むこと、取組みについて次回協議会で議論すること、取組みの効果を検証しながら来年度以降も継続的に取り組んでいくことが確認された。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:27| 行政関連