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2014年12月11日

【知 識】住友化学 南米の雑草防除分野で米企業と長期的協力関係を構築


住友化学は、米国の大手種子・バイオ・化学メーカーであるモンサント社との間で、ブラジルおよびアルゼンチンにおける農作物保護(雑草防除)分野における長期的な協力関係の構築について合意した。

モンサント社は、世界的な除草剤ブランド「Roundup」と、同剤への耐性を付与したさまざまな遺伝子組み換え作物「Roundup Ready」の種子を組み合わせた、効果的、経済的かつ簡便な雑草防除体系である「Roundup Ready PLUS」を推奨している。一方、住友化学がグローバルに開発・販売を進めているフルミオキサジンなどの除草剤は、「Roundup」の有効成分であるグリホサートに抵抗性を持つ雑草に有効で、2010年以降、米国において、住友化学100%子会社のベーラントU.S.A.社の除草剤製品群がモンサント社の雑草防除体系に組み込まれ、難防除雑草の抑制に大きな成果を挙げてきた。

今回の協力関係構築によって、ブラジルやアルゼンチンにおいても、フルミオキサジンがモンサント社の雑草防除体系に長期的に組み込まれる。また、従来の販路に加えて、ブラジルでは「Sumisoya」、アルゼンチンでは「Flumyzin」という住友化学ブランドの下、新たにモンサント社を通じてフルミオキサジンが販売されることで、より広範な農家が、この雑草防除体系で推奨される除草剤を使用することが可能となる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 知識