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2014年10月17日

【環境】日本気象協会、食品ロス削減及び省エネ物流プロジェクトを開始

日本気象協会は、天気予報で物流を変える取組みとして「需要予測の精度向上による食品ロス削減及び省エネ物流プロジェクト」を開始する。

食品の物流では一般的に食品メーカー・卸売事業者・小売事業者が、各々の持つPOS(販売時点情報管理)データなどに基づいて需要予測を行っており、各社間でデータが十分に共有されているとはいえない状況である。そこで同プロジェクトでは、国内初の試みとして、同協会が気象情報に加えてPOSデータなどのビッグデータも解析し、高度な需要予測を行ったうえで各社に提供する。食品ロスを削減するとともに、返品や廃棄等を減少させることで、その処理によって不要に発生している二酸化炭素の5%削減を目標としている。

事業初年度である平成26(2014)年度は対象地域・対象商品を限定するが、翌年度以降は対象地域を全世界に広げ、対象商品も気象条件によって返品・廃棄ロスが生じている商品全てに拡大することを予定している。各流通段階で適正な在庫を確保することで商品の安定供給を可能にし、最終消費者も利益を得られることを目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:52| 物流効率化による環境負荷低減活動【取り組み内容別】