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2014年10月20日

【アジア】フィナンシャル・エージェンシー インド損害保険会社Bajaj Allianzと提携

フィナンシャル・エージェンシーのインド現地法人Financial Agency Consultants India Pvt.Ltd.(以下「FA India」)は、インド民間損害保険会社第2位のBajaj Allianz General Insurance Company Limited(以下「Bajaj Allianz」)と提携契約を締結し、同社商品のクロスセルに関する業務を開始した。

フィナンシャル・エージェンシーグループ(以下「FAグループ」)は、2012年よりインドにおける保険テレマーケティング事業の展開を開始し、2013年7月には、同社の調査では、インドにおける日本企業子会社としては初めてのコンタクトセンター業態となる現地法人FA Indiaを設立、2013年9月より営業を行っている。これまでFA Indiaでは、東京海上グループの損害保険会社および生命保険会社であるIFFCO−TOKIO General Insurance Company LimitedおよびEdelweiss Tokio Life Insurance Company Limitedとの提携業務により、両社の医療保険・死亡保険・養老保険等を販売してきた。

FA Indiaは、これまで東京海上グループ2社との提携業務において着実に実績を積み重ねてきたが、新たに、インドの有力損害保険会社であるBajaj Allianzとの提携業務を開始し、同社の損害保険既契約者等への医療保険クロスセルを実施する。

Bajaj Allianzは、世界最大級の保険グループであるAllianz SEと、インド財閥系Bajajグループの金融部門Bajaj Finserv Limitedとの合弁により設立され、2001年より、医療保険を含む保険の販売を行っている。同社は、インド国内の200以上の都市に支店網を持ち、インド損害保険市場において民間保険会社として第2位のマーケットシェアを有しています(2014年1月〜3月期、総計上収入保険料ベース(※1))。

FA Indiaは、インドにおいて日系以外の保険会社で初めて取引を開始するBajaj Allianzとの提携により、ビジネスチャンスを拡大し、人口増加・所得水準上昇に伴って今後急速にニーズが増大すると予想されるインドにおける保険テレマーケティング事業の展開をさらに加速する。

今後、FAグループは、医療等の第三分野保険をはじめとする日本国内市場の成長とともに、急速に発展する新興市場の一つであるインド市場での事業展開によって、事業拡大の領域を国外にも進め、更なる成長を追求する。日本政府はいわゆる「アベノミクス」により、日本企業等の海外展開を成長戦略における重要施策の一つと位置付けているが、FAグループは今後、アジア圏を中心として積極的に海外進出を図る。

インドは、人口と経済が急速に拡大する一方、国内の保険普及率が2012年末時点で3.96%にとどまっており(※2)、公的保障・民間保障両面における医療保険制度といった社会保障の整備・普及が課題となっている。FA Indiaは、高付加価値な保険サービスの提供により、インドの社会保障整備・普及への貢献を果たすことで、FAグループのミッションである「安心できる社会保障の提供」を実現する。


※1:Towers Watson「India Market General Insurance Update」(2014年6月)
※2:IRDA「Annual Report 2012−2013」(2013年10月22日)

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:18| アジア