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2014年10月20日

【流通】キヤノンMJとMIL 「遠隔読影インフラサービス」を提供


キヤノンマーケティングジャパン(以下 キヤノンMJ)は、メディカルイメージラボ(以下 MIL)と医用画像クラウドサービス基盤「Medical Image Place(メディカルイメージプレイス)」を共同で開発した。キヤノンMJはこの基盤上で稼働させるサービスの第一弾として、遠隔読影の仕組みをクラウド方式で提供する「遠隔読影インフラサービス」を2014年10月1日より開始した。

キヤノンMJグループは、中長期経営計画の成長戦略として事業の多角化とサービス事業会社化を掲げ、特に医療事業の強化・拡大に注力している。同社は2013年1月に自社開発のPACS(医用画像システム)「Primitus(プリミタス)シリーズ」を市場投入し、2015年8月には3D医用画像解析技術に強みを持つAZEをグループに迎え入れるなど、医療画像ソリューション事業を強化してきた。

MILは北海道大学発のベンチャー企業で、これまで100施設に上る連携病院からのCTやMRIの遠隔画像診断を手掛けるなど、業界トップクラスの読影実績を誇る読影サービス事業者である。

両社は、MILが持つこれまでの遠隔読影の経験とキヤノンMJが持つ技術とインフラを最大限に活用し、このたび医用画像クラウドサービス基盤「Medical Image Place」を共同で開発した。キヤノンMJはこの基盤上で稼働させる具体的なサービスの第一弾として、読影サービス事業者およびその契約施設向けに「遠隔読影インフラサービス」の提供を開始する。

同サービスを利用することで、連携施設がCTやMRIなどで撮影した患者の検査画像を、遠隔地の読影サービス事業者が読影し、読影レポートを連携施設に返送する仕組みを提供する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:23| 流通