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2014年10月03日

【知識】NTTドコモなど 翻訳事業会社「みらい翻訳」設立へ

NTTドコモ、韓国SYSTRAN INTERNATIONAL Co.,Ltd(以下 シストラン)、フュートレックは、言語バリアフリーの世界の実現に向けて、世界最高レベルの機械翻訳精度をもつ翻訳技術の開発及びサービス提供を行うための合弁会社「みらい翻訳」の設立について、合弁契約を締結した。NTTドコモ、シストラン、フュートレックの3社は、新会社に社員を派遣し、2014年10月に設立する。新会社では技術エンジニアの募集を行い、体制の充実を早期に図る。

機械翻訳技術の発展により、スマートフォン向けの翻訳アプリを活用した外国人との簡単なコミュニケーションや、翻訳ソフトウェアを利用したWEBサイトやビジネス文書等の簡易な翻訳が可能になってきた。

今後、2020年までに外国人の来日、日本人の海外渡航や日本企業の海外展開がさらに増加することが見込まれており、日常会話だけでなく、契約書や社内文書など専門用語が多い文書の翻訳等、ビジネス分野においても様々な利用シーンで、異なる言語間におけるストレスのないコミュニケーションのニーズがさらに高まることが想定される。

「はなして翻訳(R)」のサービス提供実績を持つNTTドコモ、翻訳ソフトウェア業界最大手のシストラン、音声認識・翻訳システムの開発に豊富な実績を持つフュートレックが合弁会社を設立することにより、高精度な機械翻訳技術・ソフトウェアを開発し、日本語を軸とした言語バリアフリーの世界を実現する。新会社設立当初は英語、中国語、韓国語を中心に、将来的にはベトナム語、タイ語、インドネシア語等の言語も対象に、ソフトウェアやサービスを提供する。

みらい翻訳は、総務省のグローバルコミュニケーション計画を推進する独立行政法人情報通信研究機構(NICT:National Institute of Information and Communications Technology)の多言語翻訳エンジン及びNTTの日本語解析処理に基づいた機械翻訳技術を併せて活用することにより、世界最高レベルの機械翻訳精度を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:08| 知識