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2014年10月03日

【アジア】住商 マレーシアでEC 「SOUKAI.my」 オープン

住友商事は、マレーシアにおけるEC事業(サイト名:SOUKAI.my「ソウカイ・ドット・マイ」)を正式にグランドオープンし、同国全土を対象に、生活用品を中心としたECサービスを提供する。住友商事グループが100パーセント出資するSumisho Ecommerce Malaysia Sdn.Bhdが運営主体となる。

約3,000万人の人口を抱え、一人当たりのGDPは1万ドルを超えるマレーシアでは、インターネットの普及率は60パーセントを超えており、近隣諸国に比べてもネットユーザーが多い。同国のEC市場は、2011年から2014年では240パーセント(平均では135パーセント/年)と高い成長率で推移しており、実際に日本の大手EC企業も参入している。一方で、小売全体にしめるECシェアは1パーセントに満たないレベルにあり、今後の成長・拡大が大きく期待されている。SOUKAI.myでは、「日本のサービス品質でユニークな商品をお届けする」ことをミッションに掲げており、日本を始めマレーシア国外からの輸入品を含めた幅広い商品を揃えている。配送は宅急便(TA−Q−BIN)サービスを提供しているマレーシアヤマト運輸と提携し、日時指定に応じたお届けや代金引換サービスなど、日本と同様のきめ細かいサービスを提供していく予定にしている。

住友商事は、日本において日用品ECサイト大手に成長した「爽快ドラッグ」をモデルに、アジアでのEC事業を積極的に展開している。中国の「品店(ピンディエン)」、インドネシアの「Sukamart(スカマート)」に続き、SOUKAI.myを含めた3社はすべて住友商事グループ100パーセントの事業会社として運営している。この他に、ベトナムにおいては書籍を中心としたECサイト「Tiki(ティキ)」に30パーセント出資しており、各国の事業は急速に拡大している。住友商事は、2013年からの中期経営計画で「アジアのリテールビジネス」を全社育成分野と位置付けており、有望市場であるアジア地域でのEC事業を積極的に展開・拡大し、2020年には国内と海外をあわせて年間売上1,000億円規模まで拡大させることを目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:05| アジア