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2014年10月02日

【物流】国交省 第5回「コンテナ運搬船安全対策検討委員会」を開催

国土交通省は、平成26(2014)年9月25日、第5回「コンテナ運搬船安全対策検討委員会」を開催した。

同委員会は、2013年6月に発生したインド洋での事故を契機とし、大型コンテナ船の安全対策について検討を行っていくとして、2013年8月より海事局にて設置された。

同会議では、前会議までの中間報告書で取り組み課題となっていた不確実要因の検証作業を進めた。その結果、@海象データと貨物重量のばらつきを考慮すると作用荷重は中間報告書の値より大きくなる可能性、A鋼材の強度データのばらつきなどを考慮したところ船体強度が中間報告書の値より弱くなる可能性が判明した。従って、作用荷重が船体強度を上回り、非常に低い確率ではあるが船体折損が発生し得ることが判明した。

これを受け、年度内までに、@実海域での作用荷重の実船計測検証、A同型船船底に発見された座屈変形の発生メカニズムの解明し、折損発生の推定要因を検討、B他の大型コンテナ船について同様のシミュレーションを行うことで安全性の確認に関する検討を行うこととした。

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投稿者:gotsuat 09:50| 行政関連