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2014年08月12日

【知識】日本農薬 イタリア大手農薬製造会社のブラジル子会社と資本・業務提携




 日本農薬は、平成26年8月8日開催の取締役会において、イタリア大手農薬製造会社Sipcam S.p.A.(以下、シプカム社)との間で、同社のブラジル子会社であるSipcam Agro S.A.(以下、シプカムアグロ社)の発行済株式の50%を取得する旨の株式譲渡契約を締結し、同社と資本業務提携を行なうことを決議した。


 ブラジルの農薬市場は2013年で約1兆1千億円となっており今後もますます拡大する見込みである。日本農薬は世界一のブラジル農薬市場で直販体制をとる可能性を模索してきたが、今般、欧州・豪州において販売面の協力関係にあるシプカム社からブラジル子会社(シプカムアグロ社)の50%の株式譲渡の意思表示があり、ブラジルにおける日本農薬の事業戦略に合致し、また将来の事業価値向上が期待できるものと判断し出資するに至った。なお、株式取得の時期は2014年9月上旬を予定しており、諸手続きが完了次第、社名をSipcam Nichino Brasil S.A.(以下、シプカムニチノーブラジル社)と変更し、取締役及び執行役員を派遣し、共同経営を行なう予定である。
 提携後、シプカム社とブラジルでの共同開発・販売普及体制を早急に構築し、当社剤の拡販を含むシプカムニチノーブラジル社の価値の最大化を目指し、詳細戦略を両社で協議していく予定。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 08:52| 知識