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2014年03月18日

【環境】商船三井 SCR脱硝装置によるNOx除去の効果を確認



商船三井は、同社が保有・運行している大型鉱石専用船「青葉山丸」の発電機に、船舶から排出されるNOxを除去するSCR(※1)脱硝装置を搭載し、ディーゼル油に対する脱硝性能が国際海事機関におけるNOx3次規制に適合することを確認したと発表した。

 同社は平成25(2013)年12月より、ヤンマーと協力し同装置の実船運用を行い、1,000時間以上の試験を実施してきた。同試験において、ECA(※2)入出域での運用や、燃料油における硫黄分規制を想定した燃料の使用、発電機の並列運転時など、船舶の実際の運航条件下ならびに今後想定される規制強化に対する評価を行っており、この度その性能が確認されたとしている。
 同社は、この運用評価について今後2年間程度継続していくとしている。

※1・・・Selective Catalytic Reductionの略:選択式触媒還元
※2・・・Emission Control Areaの略:大気汚染物質放出規制海域

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 08:40| 環境配慮型輸送用機器導入【取り組み内容別】