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2012年11月14日

【知識】川崎重工業とJパワー 西海市エネルギー回収推進施設整備・運営事業を共同受注

川崎重工業は、電源開発(以下:Jパワー)と共同で、長崎県西海市より「エネルギー回収推進施設整備・運営事業」を受注し、特定事業契約(※)の締結を同市議会より承認された。

同事業は、西海市内で発生する一般廃棄物等を炭化燃料に加工する施設の設計、建設、および運営を実施する事業であり、製造された炭化燃料を有効利用することで循環型社会・低炭素社会を目指す。事業方式には、施設の設計、建設、運営を一括して民間事業者に委託するDBO方式(Design:設計、Build:建設、Operate:運営)が採用されており、施設の設計・建設業務については川崎重工業が、運営業務(15年間)についてはJパワーと川崎重工業の共同出資による特別目的会社(グリーンコール 西海)がそれぞれ担当する。

今回受注した施設は、処理能力30t/日(15t/日×2炉)を有しており、間接外熱キルン式炭化炉および高水準の脱塩技術を採用することにより、石炭混焼燃料として有効利用できる低塩素の炭化燃料を製造する。また、炭化炉から発生した排ガスに対しては、燃焼炉、ろ過式集じん機(バグフィルタ)の設置により、万全な大気汚染防止対策を施し、環境負荷の低減に寄与する。

川崎重工業は、廃棄物処理技術において、今回受注した間接外熱キルン式炭化炉方式をはじめ各種焼却技術を有しており、深刻化する環境問題や多様化するニーズに応えるため、積極的な技術開発と販売活動に取り組む。


※特定事業契約
同事業に係る基本事項を定めた基本契約、並びに基本契約に基づく建設工事請負 契約および運営業務委託契約の総称

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 知識